◆ 滋賀県米原市 園路整備工事 ― ATTAC工法による高機能・高耐久な歩行空間の創出
平成30年、滋賀県米原市より発注を受け、ATTAC工法を用いた園路整備工事を実施しました。本工事では、透水性・保水性・衝撃吸収性を兼ね備えた土系舗装により、安全かつ快適な歩行空間の実現を目指しました。
● 衝撃吸収性への配慮 ―「ゴルフボール反発試験(GB試験)」を活用
今回の施工で特に重視したのが**転倒時の衝撃を和らげる「衝撃吸収性」**です。
その性能評価には、**ゴルフボール反発試験(GB試験)**を採用し、反発係数から最適な固化材の添加量を決定しました。
➡️ 結果、高齢者や子どもにとっても安心・やさしい園路が実現しました。
● 仕上がりへのこだわり ― 美観と品質を両立
特に曲線の多い園路は、施工精度が見た目に直結します。
熟練オペレーターが細部までこだわりを持って施工。
土の風合いを活かしつつ、整った形状と色調を実現しました。
● 追跡調査による性能確認(令和3年9月16日 実施)
施工完了から約3年後、2021年9月に実施された追跡調査の結果は以下の通りです:
✅ 透水試験・GB試験ともに良好な性能維持を確認
✅ 園路表面に雑草の繁茂はなく、自然と調和した苔の美しい発生を確認
✅ 浮砂・ひび割れ(ヘアークラック)などの劣化は確認されず、高い耐久性を保持
● 今後の対応
引き続き、経年劣化や自然環境の影響を確認するため、定期的な追跡調査を継続していきます。
これにより、長期にわたって安全性・快適性・美観を維持できる園路管理体制の確立を目指します。
(※当時の施工写真は以下に掲載)