全国トース技術研究組合設立記念式典。
保水性と透水性を兼ね備えた「ATTAC工法®」を応用して幅広い分野へ展開する事を目的とし、全国の研究者有志が共同で研究を行うための研究団体組織「ATTAC」=(All japan Thosu Technical Association in Civil engineering) の認可に伴う設立記念式典が4月8日(土曜日)10時より福岡県久留米市宮の陣4丁目29番11号久留米ビジネスプラザ大会議場に於いて開催されました。
式典では陣内専務理事が「昨年末、国土交通省をはじめとした関係各所の御協力、御理解により、国土交通省において全国トース技術研究組合が認可の運びとなりました。今後は国の期待を受けて、雨水の河川流入量の削減、地球温暖化の対策など様々な方向に向け全力で取り組んでいきたい」と挨拶。
続いて、地元代議士の鳩山二郎氏、大川理事長(現新潟工科大学長)、福岡県県土整備部長、久留米市長、組合事務局長、福岡銀行支店長、筑邦銀行頭取、専務理事等が開会を記念してテープカットを行いました。
組合を代表して大川理事長は挨拶の中で、「私ども土木研究者の悲願でもあった技術研究組合の認可は実に2年もの歳月を要した。土木における研究は依然遅れており、様々な工学関係者の研究により今後大きく進歩する可能性を秘めている。いち早い成果を形にして、皆様の力をお借りして現場に反映されていく仕組みを作りたい。そのためにもぜひご支援を賜りたい」と述べました。
御祝いの言葉として、麻生副総理兼財務大臣、石井国土交通大臣、世耕経済産業大臣のお祝いの書が読み上げられ、各界より期待が込められた祝文、祝電が紹介されました。
また、地元を代表して鳩山二郎衆議院議員が祝辞を述べ、「日本全国よりトップレベルの研究者がこれだけ集まった組合は例を見ない。災害、環境問題を地域の組合から発信できることに誇りを感じている。全国のプロ集団の本拠地をここ久留米市に置いて頂けるという事は、間違いなく地方創生の一環であり、今後の発展に期待する」と述べた。
続いて、理事、監事の紹介があり、全国から集結した研究者、学識経験者18名が参列者に紹介されました。
続き、全国トース技術研究組合の紹介が行われ、大川理事長が研究組合の目的、今後の取り組みについて紹介。
国土交通大臣認可の重責について言及しました。
最後に、桑野玲子理事 東京大学生産技術研究所教授が閉会の辞として挨拶。
「今後様々な研究が科学的に証明され、実用化されていく。今後の研究の進展を見守って欲しい」と述べて記念式典を閉幕しました。